研究について(ピジョンのこだわり)

多くの場合、研究とは新素材の研究や新技術の研究などが主となりますが、ピジョンの場合は「モノ以上にそれを使用する人間にフォーカスした研究する」というユニークな研究アプローチをとっています。特に大人のように言葉で使用感を伝えることができない赤ちゃんが、どのように商品を使っているのかを解明するためには、行動観察などによって赤ちゃんの様子を研究することが必要になります。これがピジョンにおける研究の中心です。

ママを対象とした顧客調査により、さらに深化させた赤ちゃんの行動研究

商品開発で大切なことの一つが顧客・使用者・購入者の意見をよく聞くということであることは言うまでもありません。しかし育児用品の場合に見過ごされがちなのが、お客様(顧客・使用者・購入者)として、”赤ちゃん”がいる、ということです。
一般的に行なわれている、顧客調査から赤ちゃんの気持ちを理解することはできません。そこで大切になるのが、育児用品を使っている時の赤ちゃんの行動パターンを詳しく観察するということです。場合によっては、さらに詳しく生理指標などを測定し、使用感を生理反応から推測することも必要となります。ここにピジョンのこだわりの商品”研究”があります。

哺乳研究

哺乳びんに取り付ける人工乳首は、まさに赤ちゃんが口にして、母乳やミルクを飲む大切な道具です。この道具をいかにして赤ちゃんが使うのか研究するのが哺乳研究であり、それは、実際にママのおっぱいからいかにして哺乳をしているのかを解明し、その知見を基に、人工乳首からの哺乳を、ママの乳首からの哺乳に近づけることを追求することになります。

離乳研究

哺乳によって栄養摂取をしていた赤ちゃんは、生後5,6カ月頃から母乳以外のものを摂取し始めます。
この時の摂取方法としては、ママの乳首や人口乳首ではなく、それぞれの月齢(成長)に合わせて開発したマグマグのスパウトやストロー、フィーディングスプーンなどがあります。
離乳期に入り、乳首以外の方法から、いかにしてスムーズに、適切に母乳以外のものを飲み、摂取するようになるのかを解明するのが離乳研究(離乳期の飲む・摂食の研究)となります。

さく乳研究

赤ちゃんの哺乳運動と同時に、ママ側の授乳行為も重要です。その中で、”さく乳”という行為はまだまだ不明な部分が残されており、ママ自身も、何故母乳が出てくるのかまたは、何故母乳がスムーズに出てこない時があるのかわかっていないこともあり、さく乳のメカニズムについて詳しく研究する必要があります。母乳が出てくる様子を詳しく観察し、より良いさく乳器の開発の基盤となる研究を追求していきます。

おしゃぶりの研究

赤ちゃん側の哺乳や離乳、ママ側の授乳やさく乳、という育児の中心テーマとは別に、おしゃぶりをくわえてチュパチュパすることによって、泣いていた赤ちゃんが泣き止み落ちつくことが分かっています。
ただし現象として落ちつくことは分かっていても、どのようなメカニズムによって落ちつくのか、また、あるおしゃぶりでは落ちつくが別のおしゃぶりでは落ち着きが起こりにくいのはなぜなのかなど、不明な部分が多々あり、より適切なおしゃぶりの開発には、おしゃぶりの研究が重要となります。

その他の研究

腋下や耳(鼓膜)とは別に、額から赤ちゃんの体温を推測することを可能にした額式体温計の開発は、様々な条件下で体温計測を繰り返してきた体温研究がベースとなっています。
また、ベビーカーのシートなどは、様々のシートから最適な座り心地を追求する研究がベースとなっております。
どの研究も、育児用品と接している赤ちゃんを詳しく観察し、必要とあれば生理指標を測定し、”言葉で訴えてくれない赤ちゃんが言いたいこと”を 何とかキャッチして、商品開発に反映させることを目標としています。